太陽の王国

真昼から太陽は迎えをよこした
間に合うさ 宮殿は未だ愛の時間
柔らかな階段めがけ 射し広がる陽をなだめて

中には生命の宿っていないのも在って
寝姿に膝をついた

扉表は靴音も止み

連れて行くのは 行けるのは誰
正しいのは誰 行けるのは独り
正しいのは独り

今の内 宝物を隠して
ほうら また 号令が直ぐにかかるよ

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