君はもう覚えていないかも知れないけれど
新宿の紅葉が始まる前に
僕が他の誰かと付き合うこと
君はやってみるべきだと言ったんだ
そして時は経ち
今も僕は思う
もし失くした物を全部
失くしてしまっていなかったとしたなら
空港へ迎えに行こうよ
荷物だけがあの秋の頃より大きくなってる
友情って教科書の中のシェイクスピアが言うより
ずっと汚らしくて 胸が沁みる
君が歌う 下手くそな歌と僕の下手くそな歌を重ねて
多分天国の扉は新宿の片隅の落ち葉の下にあって開いてる