麻薬中毒者

甘美だ俺はその価値を知っている甘く見ると痛い目に会うぜ
ここじゃあそれは常識だ
安心は麻薬さ
俺は麻薬中毒者の憂鬱の淵で幻聴を拾い集めて
毎晩そいつは椅子から俺を引きずり降ろそうとして預金通帳のような白い歯を見せてくる
夜の街には壊れそうな女達が裸になれそうな場所を探して
甘い蜜の方へより明るい方へ吸い寄せられる虫達のように
小さく白いケツを振りながら彷徨うのを眺めていた
「どうせ俺はそんなもんだ」 言い訳がましく吐き捨てると使い古した恋人の中に入ろうとする
卑怯者だと呼ぶのならそれでもいいさ臆病者とさえ言われないのなら
夜の街には壊れそうな女達が裸になれそうな場所を探して
甘い蜜の方へより明るい方へ吸い寄せられる虫達のように

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です